一般歯科

●放射線の被爆と安全性について

 歯の治療においてレントゲン検査は必要不可欠です。当院では患者様への被爆を最小限にする取り組みを行なっています。

デジタルレントゲンを導入

これまでのレントゲン検査の約10分の1で同じ検査が行なえます。デジタルカメラを用いて撮影する為、撮影時間も短時間で済みますので、小さなお子さんでも上手に撮影出来ます。

鉛製の防護エプロンの着用

X線を限りなく通さない鉛製のエプロンを撮影時には着用して頂きます。体の臓器への影響を抑えるためです。

レントゲン室の扉

他の方の撮影時も扉をしっかりと閉じ周囲への漏れを最小限にします。


●歯内治療について

 虫歯が大きくなってしまって神経にまで達してしまった場合は根の中にある歯の神経を取り除く必要があります。
この処置の名前を歯内治療と言います。歯の中の神経は複雑に張り巡らされているため、完璧に神経を取り除く事が困難になります。
治療回数を少なくし根の中をきれいにするため当院では最新の器具を使用しています。
Ni-Tiファイルという器具を専用のモーターに取り付け、根の中を消毒、清掃していきます。
治療時間が従来の方法よりも短時間になる事、より精密な消毒が出来る事が特徴です。

歯内診療機器


●審美デンチャー(目立たない入れ歯)

 入れ歯の嫌な所、気になる事の中で金属製のひっかけ(バネ)が目立つので見た目が気になるというご意見が非常に多いです。

審美デンチャー

 入れ歯を安定させる為には、いくつかの金属製のひっかけ(バネ)が必要になります。これらのひっかけは、金属で作製されるため審美性が良いとは言えません。

審美デンチャー

 特殊な樹脂で作製された入れ歯は、金属のひかっけ(バネ)が無いことが特徴です。
歯ぐきと同じ色で作るため見た目がとても良いです。 この特殊な樹脂は金属とは違い適度な柔らかさを持つため、歯や歯ぐきにぴったりとフィットさせる事が出来るため、着け心地も良いです。特に、前歯付近に金属のひっかけ(バネ)がある方におすすめです。
入れ歯の見た目に悩んでいる方々、着け心地を少しでも良くしたい方々はご相談下さい。
(金額:120,000円〜240,000円 保険適用外)


●柔らかフィットデンチャー

シリコーン義歯

 この入れ歯は歯ぐきに接する部分が柔らかいシリコーンで作製する入れ歯です。通常の入れ歯は、固いプラスチックで作製されます。食事中、この固いプラスチックが歯ぐきにあたる事で痛みが出てしまいます。 歯ぐきが薄い方、弱い方は市販の入れ歯安定剤を購入して使用されている方も多いかと思います。この柔らかシリコーン義歯の特徴は、
歯ぐきに吸着し外れにくい
裏側がやわらかいため噛む力が増える
歯ぐきに優しい材料である
入れば安定剤が必要ない

 部分的な入れ歯から総入れ歯まで幅広く対応出来ます。入れ歯の固いプラスチック部分が歯ぐきに合わないと悩まれている方、現在使用している入れ歯でより快適な食事をしたいとご希望の方はご相談下さい。
(金額:120,000円〜250,000円 保険適用外)

●マウスピース(歯ぎしり防止装置)
マウスピース

 睡眠中の歯ぎしりを家族や友人に指摘された事はありませんか?
睡眠中の歯ぎしりは、以下の3つに分けられます。

グライディング
「ギリギリ」と歯を擦り合わせる歯ぎしり、独特の音がなります
クレンチング
「グッグッ」と上下の歯を強く噛み合わせる歯ぎしり
タッピング
「カチカチ」と上下の歯を打ち鳴らす歯ぎしり

 これらの歯ぎしりの原因は、ストレスだと言われていますが明確には分かっていません。
歯ぎしりが引き起こす悪い事は、
歯がすり減り冷みる
歯の付け根に虫歯ではないくぼみが出来る
詰め物やかぶせ物がとれる
朝起きたときに頭、くび、あご周囲がだるい
頭痛、肩こりの原因となる

など、歯やその周囲に様々な影響を及ぼします。マウスピース(ナイトガード)は、睡眠中の歯ぎしりやくしばりを防止してこれらの症状を和らげます。
(金額:約5,000円 保険治療適用)

●麻酔について

 患者さんが心配される事の中で多いのが麻酔についてです。過去に受けた麻酔が痛かった、針を刺されるのが怖い、しびれた感覚が気持ち悪い、などなど麻酔に対するイメージは良くないです。しかし、虫歯の治療や歯周病の治療など麻酔無しでは多くの処置ができません。
当院では、麻酔については慎重に、限りなく痛みが無いように心がけています。
麻酔を行なう時の手順を説明して行きます。


表面麻酔を行います
表面麻酔

 針がさした時の痛みを限りなく小さくするために歯ぐきを塗り薬で麻痺させます。 青い塗り薬は小さなお子さんでも大丈夫なようにソーダ(ラムネ)味になっています。数分間、歯ぐきに置いておきます。

麻酔薬を温めます

 麻酔薬の温度が痛みに関係しています。通常は低温で保存していますが、この低温のままで麻酔を行なうと痛みが出てしまいます。体温付近まで温めて使用する事で痛みを軽減できます。

注射筒に注射針を装着
表面麻酔

 左の写真は注射筒です。たくさんの種類がある中でこれを使用している理由は、使いやすさと圧力の調節がしやすい事です。
ペンタイプで握りやすく、指でレバーを押す事で薬が押し出されるようになっています。押し出す圧力の調節は、とても重要です。なぜなら、圧力の調節を微妙に行なう事で麻酔の痛みをかなり減らす事が出来ます。
 右の写真は使用している針の商品です。注目して頂きたいのは33Gという数字です。針の太さを表しているのですが、これより細い針はありません。
1番細い針を使用する事で歯ぐきに刺すときの痛みを減らす事が出来ます。

しっかり麻酔が効くのを待つ

 麻酔を行なった後は十分に時間をおきます。
麻酔薬が奥までしっかりと浸透していくまで5〜10分はかかります。奥歯の場合はもう少し時間をおきます。

1〜4の項目をしっかりと行なう事で麻酔の痛みは大きく減らす事が出来ます。


●妊娠されている方へ
妊娠されている方へ

 歯科治療では色々な薬を使用し、様々な処置を行ないますので妊娠されている方は治療前にご相談ください。
妊娠中期(5〜7ヶ月)の方は、ほとんどの処置が可能ですが、それ以外の期間では応急処置のみ、または、短時間の処置のみになります。 痛み止めや化膿止めの薬が必要な場合は、かかりつけの婦人科、産科の先生ともよくご相談されて下さい。
妊娠中は、お口のお手入れが不足しがちになりますので、虫歯、妊娠性歯周炎、口内炎、智歯歯周炎などになりやすくなってしまいます。
妊娠期間中、2〜3ヶ月に一度はお口のケアをおすすめします。

歯周・インプラント

●インプラントって何だろう?

 豊かで楽しい毎日を過ごす為に歯は重要な役割を果たしています。インプラント治療を行うと、自分の歯と同じように噛んでおいしく食事をし、思いっきり笑う事ができ、はっきりと話す事ができるようになりライフスタイルが向上します。

 むし歯や歯周病などで歯を失ってしまった場合の治療法として、 ブリッジや部分義歯などがこれまで主に用いられてきましたが、 しかし固いものがうまく噛めない、言葉の発音に支障をきたしたり、 また長く使っている間に徐々に合わなくなってガタつく場合があります。

失ってしまった白分の歯の替わりに人工の歯根を顎の骨に埋め込み、 その上に人工の歯を作り、噛み合わせを回復する治療法がインプラント治療です。

チタンでできた人工歯根を固定するためガタが出ず、白分の歯のように噛めるようになります。


 

●インプラントと従来の治療方法の比較
歯を1本失った場合
メリット デメリット
ブリッジ 治療が短期間 両隣の健康な歯を削る
削られた歯の負担が増える
歯を失った部分の骨がやせる
インプラント 健康な歯を削る必要がない
自然に噛む事が出来る
骨がやせる事を防げる
自然な会話が可能
健康保険外
手術が必要

 

歯を数本失った場合
メリット デメリット
部分入れ歯 治療が短期間 金属のバネが見えて見た目が良くない
違和感に慣れるまで時間がかかる
バネがかかった歯の負担が増える
力強く噛めない
インプラント 天然に近い見た目になる
自然な噛み心地
固定されるため違和感なし
健康保険外
手術が必要

 

歯がすべて失った場合
メリット デメリット
総入れ歯 治療が短期間 入れ歯の安定が得にくい
味覚に影響する場合がある
あごのほね全体がやせていく
噛む力がかなり低下する
インプラント しっかり固定され自然にかめる
あごの骨がやせる事を防ぐ
自然な会話が可能
健康保険外
手術が必要

 

●インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れ 


●歯周病とは?
歯周病テレビや歯磨き粉のCMで良く耳にしますね。
歯周病とは、高血圧や糖尿病などと同じ生活習慣病です。
歯周病 歯ぐきから血が出る、臭いが気になる、強く噛みしめれない、歯が揺れているなどの症状がでます。
歯周病の原因は、ハブラシの磨き残しです。 磨き残しの中で細菌がどんどんと増えていき、歯ぐきが赤く腫れて、ハブラシをすると血が出ます。

磨き残しが固くなり歯石になります。
歯周病歯石は細菌のすみかとなります。 歯石の中でたくさん増えた細菌が歯や歯ぐきを支えているあごの骨を溶かしていきます。少しずつ進んでいき、気づいた時は歯がグラグラになっています。
歯周病の進行を完璧に止めることは難しいですが、進行するスピードを限りなくゼロにすることが大切です。

歯周病は、糖尿病や心筋梗塞、肺炎などの全身疾患と深く関係しています。
進行してからでは治療が難しくなり治療回数も増えてしまいます。 今の自分のお口の中がどのような状況なのかをまず知ることから始めましょう。


●歯ぐきのメンテナンス??

 車を買うと車検、定期検査があります。これは、車を正常な状態に保つことを大きな目的にしています。
お口の中も同じです。虫歯の治療、入れ歯の作製、歯石取り、歯並びの矯正などみなさんが歯科医院に来られる目的の多くが、お口の中に発生したトラブルを解決する事です。 しかし、トラブルを解決した後が重要になってきます。正常な状態になったお口の中を出来るだけ長く保つ為に、メンテナンスが必要になります。

 

上記のグラフは、平成23年の歯科疾患動態調査です。80歳以上になるとお口の中に存在する歯の数は約12本です。
今後、人間の寿命が長くなることが予想されますので、一生自分の歯で食事を行なう為には、お口の中を正常な状態にした後、メンテナンスで維持して行く事がますます重要になっていきます。 メンテナンスの頻度は、最低でも3ヶ月に一度は必要です。当院では1ヶ月に一度をお勧めしています。
間隔が空いてしまうと忘れてしまったり、モチベーションが低下してしまうからです。

 

 これらの事を30分から40分かけて行ない、歯の表面をキレイにつるつるに磨きます。何かトラブルが発生してからではなく、 トラブルが発生しないように予防してく事、健康な状態を維持して行く事が大事だと考えています。

ホワイトニング

●歯に色がつく理由
コーヒー、お茶、タバコ等による変色
色素が歯の内部まで取り込まれることにより、歯が黄色く見えてしまいます。
加齢による変色
年齢を重ねるにしたがって人の歯は、自然と黄色く変色してしまいます。
全身疾患に由来する変色
胎児の時期に、母親が服用した抗生剤や過剰に摂取したフッ素などの影響により歯が変色してしまう事があります。

これらの要因により歯が変色してしまった場合には『ホワイトニング』で改善する事が出来ます。
(変色の程度により期待出来ない場合があります)


●ホワイトニングで歯を白くする

 歯のホワイトニングは、歯の表面に専用のジェルを塗り白くする簡単な方法です。
その日のうちにホワイトニング効果を得る『オフィスホワイトニング』と、ご自宅で専用のトレーにジェルを塗布して決められた時間、継続的にすることによってホワイトニング効果を得る『ホームホワイトニング』の2種類があります。どちらが良いかご相談して決めて行なっていきます。


ホワイトニングについて

ホワイトニングの症例

矯正歯科

 歯並びが気になる方、当院では日本矯正歯科学会認定医による矯正治療が受けられます。歯並びが悪いとハブラシがしにくく、虫歯や歯周病になりやすいですし顔の骨格まで影響を与えます。
受け口(下あごが出ている噛み合わせ)は、歯並びを管理して行く事で防ぐ事が出来ます。まずは、予防的に簡単な装置を着けて頂くことから始めましょう。全ての歯に小さな器具を取り付けて行なう本格的な方法まで幅広く対応します。矯正治療は、治療方法や治療期間など一人一人によって異なります。
話だけでも聞いてみたいという方、ぜひ、矯正専門医にご相談ください。

噛み合わせが悪いとどうなるのか?

 多くの方は、一度は歯並びを良くしたいと考えたことがあるのではありませんか?
歯並びが悪い事で考えられる事は、

下あごが前に出たりすることで顔の成長に影響を与える。
特に成長期の子供は、定期的な噛み合わせの管理が必要。
ハブラシが届きづらいため虫歯や歯周病リスクの増大。
歯が失われるリスクがとても高くなる。
発音がしにくいため会話に支障がでる。
おもいっきり笑顔を出せない事で心理的なコンプレックスとなる。

などがあります。
代表的な不正咬合は、過蓋咬合、クローズドバイト、反対咬合、開咬、上顎前突などがあります。

代表的な不正咬合 

歯並びをきれいにする矯正治療について

 矯正治療といっても子供から大人まで様々な治療方法があります。年齢によって歯の本数や顎の成長度合いが異なる為です。矯正装置の種類も就寝中に装着する物や、終日装着する物などがあります。

 

いろいろな矯正器具 

当院では日本矯正歯科学会認定医による矯正治療が受けられます。

認定医とは?

 歯科医師の資格があれば、歯並びを良くする矯正治療は誰でも行なえます。しかし、矯正治療は歯科治療の中でも専門性が高い分野で、治療を行なう歯科医師の技量が大きく結果に影響を与えます。

認定医 : 以下の条件を満たしている歯科医師
認定医の資格は、5年以上本学会に属し、学会が認めた大学の附属病院や矯正歯科医療機関において5年以上にわたり相当の臨床経験を有し、学術誌に矯正歯科臨床に関する報告を発表し、審査に合格した者に与えられます。更新は5年ごとに行われ、学術大会への出席や発表、および学術誌における報告を行うことが義務となっています。
 

当院の矯正担当医は、認定医の資格を保有しておりますので、安心して治療を受けていただけます。

矯正治療の流れについて

 歯並びをどんな風にきれいにしたいのか、みなさんのご希望を聞かせて下さい。治療期間や治療金額、不安なこと、治療途中で装置が痛くならないか? 食事は大丈夫なのか? 高校の入試がある、結婚式を控えている、などなんでも聞いて下さい。


 レントゲン撮影、お口の中と顔の写真、歯型作りを行ないます。これらの資料から治療方法を決定して行きます。


 ムシ歯や歯肉炎、歯周炎がある方は、矯正装置を付ける前にこれらの治療を行ないます。矯正装置が歯に付くと、ハブラシがしにくくなります。ハブラシの練習はしっかりと行ないます。


 矯正装置によって歯並びがきれいになった後、保定装置を入れて頂きます。この装置は、再び元の位置に歯が移動してしまわないようにする為の装置です。個人により装置を入れて頂く期間は異なります。


 終了後は1〜2ヶ月に一度のメンテナンスを行ないますので安心です。メンテナンスでは、歯ぐきのクリーニングと歯並びの確認、ハブラシの確認などを行ないます。


審美歯科

銀歯から白い歯へ!

「昔、虫歯の治療をしたところに銀歯が入っている。銀歯は見た目が良くないし、体にも悪いと聞いたので白い詰め物に変えて下さい」と希望される患者さんが増えています。
銀歯に使用される金属からお口の中の唾液や歯ぐきに溶けた金属がしみこみ黒ずんできます。溶けた金属はアレルギーの原因物質にもなる可能性があります。
体にも良く、見た目が美しい材料を選択される事をお勧めしています。


インレー

●インレーとは?

 インレーとは、部分的に詰め物をおこなう方法です。金属と白いセラミックでは見た目(審美性)に大きな違いがあります。

●セラミックとは?

 セラミックとは陶磁器(お皿)と同じ仲間の素材で、現在の歯科治療で、最も審美性が高く、長年の使用でも変色がありません。また、プラーク(ハブラシの磨き残し)が付きにくく、生体親和性が高いため体に優しく、金属アレルギーの原因を除去した歯科治療を行うことができます。
白くてきれいな健康的な歯を回復したいとお考えの場合には、セラミックでの治療をおすすめ致します。

クラウン

 前歯のかぶせ物は、保険適用では表面がプラスチック、内層が金属になります。
オールセラミックスクラウンは、すべてセラミックです。内層が金属の場合、光が透過しない為、見た目が悪くなってしまいますが、全てセラミックスで作製した場合、見た目や光の透過具合など、天然の歯を限りなく再現する事が出来るため、審美性はとても優れています。
奥歯の場合、保険適用ではすべて金属でつくる必要があり審美性に欠けます。セラミックではすべて白くなり、違いは一目瞭然です。強度が特に必要な方にはゴールドクラウンもお勧めしています。
ゴールドは金属の中では体にとても優しい金属で適度な柔らかさを持つため、かみ合う歯を痛める心配も少ない優れた材料です。

ブリッジ

 1-2本歯が無くなった場合は隣の歯を削り、かぶせ物を作るブリッジでも保険適用では、表面がプラスチックで内層は金属です。
奥歯の保険適用ではすべて金属で作製しますので、見た目の違いはとても大きくなります。
金属の詰め物が気になっていた方は、ぜひご相談して下さい。


歯ぐきをキレイにしましょう

 歯ぐきの黒ずみは口元の印象に大きく影響を与えます。下の写真はタバコが原因で歯ぐきが黒くなっています。
歯ぐきに薬を何度か塗ることで、ピンク色の歯ぐきにすることが出来ます。
価格 5,400円/回

ブリッジ


歯科口腔外科

●顎関節症

 顎関節症とは、耳の前あたりにある顎関節に起きた異常から様々な症状が出てしまう病気です。20代〜30代の女性に多い病気です。

顎関節症

原因は、生活習慣や精神的因子(ストレスなど)が複雑に影響し合い発症します。代表的な症状として、
●口を開けたり、閉めたりする時に「コキッ」と音がする。
●以前より口が開かなくなった。
●噛みしめたときに耳の周りが痛む。
●耳の周りの筋肉を押すと痛い。
などがあります。

治療法は、以下の方法を組み合わせて行います。
片がみ、頰づえ、姿勢などの生活習慣を見直します。
痛みが強い時は、鎮痛剤を処方します。
歯を抜けたままにしている、虫歯、入れ歯などの治療。
スプリント療法:マウスピースを作製し顎の負担を減らします。

あごの関節に不安がある方はご相談ください。

●親知らずについて

 18歳~25歳頃に生えてくる永久歯のことで多くの方が歯の半分も生えてきません。あごが小さい方は、あごの骨の中に埋まったままで生えてきません。親知らずは抜いた方が良いのかと質問を多く受けます。 親知らずについての選択肢は、
痛くなるといけないので抜いてしまう。
どこかの歯が無くなった時に移植する。
痛みが無く生活に影響は無いのでそのままにしておく。
奥歯が無くなった時にブリッジや入れ歯の支えとして使用する。

などが考えられます。当院では患者さんとこれらの選択肢について話し合って決めるようにしています。親知らずが与える悪い影響として、
歯を前に押すことで下の前歯の歯並びがガタガタになる。
ハブラシが届かないので歯ぐきが腫れやすい。
ハブラシが届かないので隣の歯との間に虫歯が出来やすい。
などが挙げられます。これらのトラブルが発生してしまった時は抜いておく方が良いかもしれません。

親知らず

小児歯科

●乳歯を虫歯から守る効果的な方法

 子供の歯(乳歯)は、6ヶ月ころに生えてきて、3歳ころには全てが生えそろいます。乳歯の特徴は、永久歯に比べて青白色で小さく歯の溝が深いことです。
また、乳歯と乳歯の間には隙間があり、大きな永久歯に生え変わる時に必要な隙間となります。 乳歯は、頭の骨の成長や脳の発達を助ける大事な役割もあります。乳歯は6歳ころから永久歯に生え変わります。乳歯は虫歯になりやすく、進行も早いため毎日の仕上げ磨きが重要になってきます。
乳歯を虫歯から守る効果的な方法は、以下の3つです。

シーラント

 シーラントは、虫歯になる前に歯の溝を埋めてしまう方法です。
歯を削りませんのでとても簡単に処置が行なえます。

シーラント

定期的なフッ素塗布
フッ素塗布  フッ素は歯を強くして虫歯になりにくくします。
市販されている歯磨き粉のほとんどに含まれているため必ず使用しましょう。クリニックで行なうフッ素塗布は、特別なフッ素を使用するため3ヶ月に一度をお勧めいたします。 同時に歯磨きの練習と歯ブラシの確認、保護者の方への仕上げ磨き説明を行なっています。
仕上げ磨き
仕上げ磨き まずお子さんにハブラシでお口の中をお掃除してもらい、ハブラシの習慣をつける事が大事です。
最後は、仕上げ磨きで歯と歯の間や奥歯までキレイにしてあげてください。お子さんの中には、仕上げ磨きをさせてくれない、ハブラシを嫌がる、指しゃぶりがとれない、爪をかむ、などがあります。 それぞれのお子さんの年齢や状況によって対処方法は異なりますのでご相談下さい。

この3つでしっかりと乳歯を虫歯から守りましょう。


●乳歯時期の噛み合わせ

 もう1つ乳児の時期に大事なことがあります。それは、噛み合わせです。
乳歯が生えそろう3歳頃にお子さんの噛み合わせを確認して下さい。上下のあごや骨格の成長に大きく関わることです。
また、乳歯の噛み合わせは、永久歯の噛み合わせに大きく影響します。大人の歯が生えてくる前から、噛み合わせの確認を定期的に行なう事で、歯並びがキレイな大人の歯にすることが出来ます。 この時期では、簡単な装置を付ける『床矯正』がおすすめです。
床矯正は、簡単な装置を毎日付ける事で、あごや頭の骨格を正常な成長が進むように手助けする方法です。
当院では、矯正の専門医が担当しますので安心してご相談して下さい。